Column 「   シャンプーを選ぶ時に知っておきたい4つ+1つ  」


 

こんにちわ。いきなりですが皆さんはどのようにしてシャンプーを選ばれていますか?

 

サロンでお客様のお話を伺っていると「お友達から良いとススメられた」「ボトルが可愛い」「オーガニックをうたっているから」なんてことがよく聞かれますが残念ながら選ぶ時にご自身が健康で綺麗であってほしいはずのご自身の髪・頭皮についての考慮が含まれておりません。これでは「ご自身に合ったシャンプー」に中々辿り着く事が出来ないように思われます。ではどうやって選ぶと良いのでしょう?

 

その1つめ

「自身の頭皮の状態・髪の状態を知ること」です。基本中の基本ですがこれもいきなり頭皮の自己診断をしろと言われても客観的にかつ正確に診断するのは難しいのでいつも担当してくださる美容師さんに診ていただくのが良いかと思います。

 

その2つめ

「シャンプーの役割を知ること」です。これはどういう事かと申しますと「シャンプーの役割は?」という質問をお客様にすると8割くらいの方が「髪を洗う」という回答を頂きます。大間違いではないのですが、正確には「頭皮の皮脂汚れを洗う」と言う役割を持っています。しかし頭皮の皮脂汚れどのくらいの洗浄力で洗浄出来るのでしょうか?

 

実は「湯シャン」があるように水道水に含まれる塩素とお湯の温度によって落ちるくらいの弱い洗浄力で分解出来る(*汚れの程度にもよりますが・・・)ので本来皮脂を洗うのに強い洗浄力は必要ないんですね。

 

さて、ご自身の「頭皮や髪の健康状態も把握」出来たと仮定し、「シャンプーの役割」も判りましたところで、さぁいよいよ「何を使って洗うか?」ですね。

 

その3つめ

「シャンプーの種類を知る」になるのですがシャンプーの種類を大きく分けてみると、湯シャン・ドライハーブシャンプー・米ぬか酵素シャンプー・石けんシャンプー・ケミカルシャンプーと45種類くらいに判られると思うんですが、ノンケミカル系の洗浄方法では小耳にはさんだ噂でそれぞれに一長一短を感じられる方も多い様ですね。

 

ならば、オーガニック系ケミカルシャンプーの中から選ぶ事としましょう。ただそれらを選ぶにはもう少し優しさ基準をプラスしてあげることをおすすめします。

 

その4つめ「自身の髪や肌・環境に配慮し化合物の数を減らす」こと。

ケミカルシャンプーには化合物アレルギーの引き金になったりする物質が多く含まれ、又それらの多くは河川や海に流されても分解されず環境汚染を広げているいわれています。

市販されている一般的なケミカルシャンプー等ならその成分構成は全成分3040種くらいの製品が殆どです。

ならばその化合物の数を単純に「減らす」のはどうでしょうか?今の所知る一番全成分が少ないオーガニック系ケミカルシャンプーはザ・プロダクトのシャンプーです。全成分水を含めて7種類の成分構成ですし洗浄力もいたって優しい界面活性剤が使用されています。

しかしながらナチュラル認証やオーガニック認証、の成分が入っていてもこれは「自然由来成分」が入っている以上ケミカルシャンプーですし肌への影響が無い訳ではありません。でもこれだけ化合物の数が減るとご自身の髪や肌にも、それから環境にも優しくなるのは想像出来るかと思います。

 

そして+1つ 上記のコトを知った上で何より大切なのはその時点の「ご自身の気持ちや感覚、倫理観などが基準」です。その時ご自身の中にあるナチュラルな思考を信じてあげてくださいね、今までより少し観る視点を変えて選び始める・・・

 

そんな素敵チョイスから愉しく感性豊で一歩進んだナチュラルライフが始まると思います。

 

文 西尾秀治(PAGEPARK Organic Hair Design