ケミカルって何?
ケミカルとは合成化学物質のことです。自然界には存在しない物質、人類が作り出した物質です。100年ほどの歴史しかないそうです。
合成化学物質のほとんどが石油を精製したナフサから合成されたものですが、動植物を原料としたものもあります。それが天然由来の合成化学物質です。
石油でも動植物でも、どの原料から作られた合成化学物質であろうと自然界では分解されにくく環境汚染に繋がり、人体に対してもアレルギーや環境ホルモンとしての害があると言われています。プラスチック製品、医薬品、化粧品、洗剤、農薬、食品添加物など、挙げればキリが無いほど、私たちの生活の多くに利用されています。
例えば、以下は、あるオーガニックシャンプーの裏面に記載された全成分です。この中でどれがケミカルだかわかりますか?
水、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸Na、塩化Na、カプリル酸グリセリル、ポリクオタニウム-10、マンダリンオレンジ果皮油、クエン酸、グリセリン、カプリルヒドロキサム酸、ベルガモット果実油、ユーカリ葉油、フィチン酸
斜体部分がケミカルです。これらは石油原料の合成化学物質と石油原料と天然原料の双方を使用して作られた合成化学物質です。
このケミカルを見分けるポイントはまたのコラムで説明します。
文 コササ ヒサユキ(Natural & Organic esiotrot)
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