Column 「 セルフヘナ派に、ノンケミカル天然ヘナ選びの4つのポイント! 」


 

● ポイント1『成分』

「100%天然ヘナ」などの表記があるからといって本当に化学物質不使用(ノンケミカル)のヘナだとは限りません。染毛剤としてのヘナには化粧品認可が必要となり、商品自体への「全成分」の表示が義務づけられています。例えば、ヘナ100%の商品には「全成分」はヘンナ(ヘナ)とだけ明記されています。その他、2-アミノ-6-クロロ4-ニトロフェノールなどのような天然物ではなさそうな名称の成分が書かれていたら、それは化学物質の可能性もあります。ネットでその名称を検索して調べる事もできます。

 

あと、ヘナをお湯で練る時に、商品に添付されている"液体や粉末"を一緒に混ぜて下さいというのもあります。コレも化学物質の可能性が高いです。商品に明記されている内容成分を事前によくご確認下さい。

 

ヘナはほんの数%の化学染料を加えるだけで染毛力がUPします。そういったヘナには「短時間(20~30分)でよく染まる!」などのキャッチコピーが見受けられる事が多い様に思います。

 

● ポイント2『価格』

ヘナの一般的な価格帯としては、100g入りで1000円~1500円位といったところだと思います。インディゴなどの他のハーブをミックスしたブラウンやライトブラウンなどでも、100g入りで2000円位までだと思います。それ以上高い商品には大幅な利益確保が必要な何か理由(ネットワークビジネスなど)があるように思われます。高額な入会金を必要とする会員制だったり、大量購入を促されたりするケースもあるようです。

 

● ポイント3『ヘナ葉のランク?』

前述の価格帯以上の商品にはよく"Aランク"や"プレミアムランク"、"AAA"のヘナ葉使用などのキャッチコピーが見受けられる事が多いようです。実際、ヘナ葉に客観的なランク分けが存在するのでしょうか?答えはNOです。ヘナメーカーがヘナの葉を買い付けるにあたり、原産国インドでのヘナ市場で山積みにされているヘナ葉には一切ランクなどはありません。あるのは産地による区別ぐらいで、良質なヘナが採れるとされているソジャット産が最も色素含有量が多いと言われています。そういった意味での質の差はあります。従って、このヘナ葉のランクというのは、ヘナメーカーがヘナの葉を買い付けてから加工して売り出す際に、うちのヘナ(もしくは当店が、当団体が、当協会が薦めるヘナ)は高品質だ!という意味で売り手側が自主的に"Aランク"などと謳っているだけという事になりますので、あくまでも商品のPR文句のひとつという事になります。

 

● ポイント4『製品の質』

色素含有量が多いとされるソジャット産のヘナ葉を使用し、ヘナ農園から出荷される際に混入してしまう事が多い小枝や砂分をしっかり除去、近年、環境汚染が進むインドにおいて検出されやすい重金属(鉛、ヒ素、水銀、カドミウム)の混入検査もしっかり行っていること。農薬に関してはヘナの葉の特徴として不要なので栽培時に使用される事はありません。そして、粉砕したヘナの粉を即時に真空パック(コレが最強!)もしくは、ビニールの2重包装やアルミパックされていること。天然ヘナは空気と光、湿気によって劣化してしまう事で茶色く変色し、臭くなります。使用感が劣るだけでなく、色素の減退にも繋がります。従って、遮光性、酸化防止、湿気防止が施されたパッケージ方法で適切に鮮度管理され、色は綺麗なうぐいす色、匂いは青々とした草のいい香りがするヘナこそ高品質だと言えると思います。

 

● 最後に…

多くのヘナメーカーがあらゆる手段でビジネスを展開しています。残念ながらその中には消費者を欺くような紛らわしい広告表現や販売手法を用いているメーカーもあります。またスピリチュアルな力があるような表現を使って販売しているケースもあるようです。そういった力があると信じ込んで使えばそういう効果を感じるし、僕のようにそういうのに疎い者にはヘナにスピリチュアルな何か不思議な力があるだなんて感じた事がありません。頭皮を通じて肝臓の働きや生理不順の改善を促したり、睡眠が深くなるなどの効果があるという事は科学的な見地からも論じられますが僕自身あまり意識したことはありません。僕にとってのヘナはあくまでもヘアデザインのための素晴らしい粧材のひとつ、美しい髪を育むために必要なトゥルーオーガニックでノンケミカルな天然染毛剤だというスタンスです。ですから、より色素量が多くその効果が存分に発揮出来るように品質管理された鮮度の高いヘナを使う様にしています。

 

文 小笹久幸(Natural&Organic esiotrot)