Column 「 天然由来成分って何? 」


天然由来成分って何?

 

天然の原料から作る成分には、大きく分けて天然成分と天然由来成分があり、処理方法に違いがあります。

 

これはあるオーガニックシャンプーの裏面に記された全成分です。オーガニックシャンプーとしてはよくある内容です。

 

水、ココイルグルタミン酸TEA、コカミドプロピルベタイン、コカミドDEA、グリセリン、エタノール、香料(天然精油)、キサンタンガム、アロエベラ液汁、セージ葉エキス、ローズマリー葉エキス、ラベンダー花エキス、コムギ胚芽油、ヒマワリ種子油、PG(プロパンジオール)、ペンチレングリコール、PCAオレイン酸グリセリル、クエン酸

 

緑色が天然成分です。そして、赤色が天然由来成分です。100%天然由来成分だということを謳っているシャンプーですが、細かく見れば、黒字の成分は植物と石油の両方から作られた合成界面活性剤です。

 

天然由来成分とは、自然界にある動植物を原料として化学的な処理を施して作られる物質で自然界では分解されにくく、中には人体にも有害となる可能性がある物質もあります。

 

オーガニックコスメの宣伝文句で、天然由来100%とか植物由来100%なので安全で、環境にも人にもやさしいなどと謳ってる製品がよくありますが、本当にそうなの?っていう事がわかって頂けたと思います。オーガニックコスメは、なんか良さそうっていうイメージだけで選ばず、全成分をチェックして欲しいと思います。

 

文 コササ ヒサユキ(Natural & Organic esiotrot)

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